冷房機能が重視されがちのエアコンですが、近年エアコンを暖房器具として利用する人もいらっしゃいます。エアコンを賢く利用すれば、一年中使用できる欠かせない存在となるでしょう。今回はエアコン暖房のメリットと選び方についてご紹介します。
冬にエアコンを使用するメリット
エアコンは高い位置に設置されているため、小さいお子さんやペットがいる家庭でも触ってイタズラされる心配はありません。石油ストーブのように、火災の恐れがある燃料が不要なので火事の心配がないのも嬉しいポイントです。
また、気になる燃料のニオイがなく換気もさほど必要ではありません。エアコンを利用すれば、部屋全体を早く暖められ、風量や風向きの細かい調整も可能です。エアコンの機能によっては、声で操作できるタイプや、スマホやアプリの利用で遠隔操作できる商品もあります。
エアコンの選び方
冬を暖かく過ごすためにも、自分の希望に沿ったエアコンを選びましょう。ここではエアコンの選び方についてご紹介します。
サイズはとても重要
エアコン本体のサイズだけでなく、室外機のサイズも必ず確認しましょう。エアコンの買い替えをしたものの、室外機が大きく元々の場所に設置できない…というケースがあります。室外機の設置予定のスペース（左右・上部）を必ずチェックしてください。
もし前方の空間が少なく、隣地の家に密着しすぎると、騒音や隣地への外壁に汚れがつく恐れがあります。
一方、エアコン本体のスペースは、上部に5～10cmのスペース・左右に5cmのスペースが必要です。機種によってはカーテンレールに接触するトラブルもあるため、きちんとおさまるサイズが確認をしましょう。
搭載機能をチェック
エアコンにはあらゆる機能が備わっています。機種によって搭載機能が異なるため、どのような機能が付いているか必ずチェックしましょう。
例えば、人感センサーが付いているエアコンの場合、人がいるエリアを感知すると、そこを狙って暖めたり、反対に人を避けて送風したりします。人がいないときは自動的に運転をストップする特徴があります。
スマートフォンのリモート操作ができるエアコンであれば、帰宅前にエアコンをオンにして部屋を暖めることが可能。エアコンのスイッチを切り忘れたとき、スマホに通知する機能や、部屋の室温設定もできます。
十分に部屋を暖められるよう、エアコン内部のカビや菌を抑える技術を用いた洗浄機能や、フィルターの目詰まりを防ぐ自動フィルター掃除機能が搭載されているかどうかもチェックすべきポイントです。