北欧らしいデザインが魅力のボルボ

ボルボ

ボルボの正式名称はボルボ・カーズで、スウェーデンにあるボルボ本社の傘下ではなく、中国の自動車メーカー吉利(ジーリー)の子会社です。
ボルボ本社は1924年にスウェーデン独自のメーカーと成立し、乗用車とトラックを生産していましたが、現在では乗用車部門を切り離し、トラック、建築機械などを生産しています。
現在はボルボ・カーズとボルボ本社とのかかわりはなくなりましたが、ボルボの名称を使用されることが許諾されています。
日本では2013年に発売されたSUVのV40が評価され、人気を得るようになりました。

ボルボの特徴

安全性の追求

ボルボのイメージとして挙げられるのは安全性であり、常に最新の安全技術が搭載され続づけています。
ボルボは市販車に初めてシートベルトを搭載したメーカーとして有名ですが、世界的に標準装備化が進んでいる「衝突回避・被害軽減」を、ボルボでは2008年から市販車に搭載しています。
車の衝突安全性はどのメーカーでもかなり重視する項目ですが、ボルボは側溝を飛び出してしまった際のテストや横転時のテストなど、衝突安全性の評価項目だけにはとらわれない、安全性能を追求しているメーカーです。

北欧らしいデザイン

北欧をイメージさせるボルボのデザインは、スウェーデンの生活文化を背景にしたスカンジナビアデザインがベースとなっています。
スカンジナビアデザインは曲線を多用した、独創的で温かみのあるデザインが特徴です。
また、ボルボでは過ごしやすさを重視したデザイン思想「ヒューマン・スタンダード・デザイン」も重視しています。
飾り気がなく無駄な意匠を排除したシンプルなデザインは、まさに北欧家具を思わせる作りです。

海外メーカーで2年連続カーオブザイヤーを受賞

40年近い歴史のある日本カーオブザイヤーで、ボルボは2018年にXC60、2019年にXC40で、2年連続カーオブザイヤーを受賞しています。
海外メーカーが受賞したのはわずか3回で、海外メーカーで初めて受賞したのがフォルクスワーゲン「VWゴルフ」でした。
海外メーカーが受賞することはなかなかない中、2年連続受賞するのは異例のケースといえるでしょう。

ボルボ車の人気モデル

XC60

ボルボのラインナップである40シリーズと90シリーズの間に位置する60シリーズのプレミアムSUVです。
日本では2017年から導入が開始され、ボルボでは初となる日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
ずっしりした外観に落ち着いた内装となっています。

XC40

40シリーズは現在のラインナップでは最小となるシリーズです。XC40という車名の通りSUVで、このクラス用に開発されたCMAプラットフォームを採用しています。
日本導入は2018年からで、XC60に続く2年連続日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
乗り味はボディが小さいこともあり、スピーディーな印象となっています。

Close