セラミックファンヒーターとは
部分的に部屋を暖めるときに使用するセラミックファンヒーター。独り暮らしのスペースや脱衣所の寒さを解消したい人におすすめです。
電動なので石油ヒーターのように燃料を燃やさず、においがなく換気の必要もありません。燃料の補充もいらないので手軽に利用できます。
使い方も簡単でスイッチを押すだけで、10秒程度で暖かい風が感じられます。
セラミックファンヒーターから出てくる温風は40~50度でワンルームやリビングなど広い空間を暖めるのには向いていません。
トイレや洗面所などの狭い部屋や足先用のスポット暖房として活躍します。
セラミックファンヒーターの選び方
セラミックファンヒーターを選ぶ場合、本体のサイズと消費電力、加湿機能や空気洗浄機能などの有無がポイントです。
使用用途にあわせてサイズを選ぶ
セラミックファンヒーターを選ぶ際、商品に記載されている対応畳数をチェックしましょう。
使用する部屋の広さ対して、セラミックファンヒーターの対応畳数が小さい商品を選ぶと、部屋を暖めるのに時間がかかってしまいます。
ただ、畳数ではなく大型や小型、薄型と書いてある場合や、ワット数で記載されている製品もあります。
そのような場合、サイズの選び方が難しくなりますが、トイレやキッチンで足元を暖めるなら小型、広い部屋に置くなら大型を選ぶといいでしょう。
電力表記の場合、1,000W以上が広い部屋に対応し、200~500Wだと小型でトイレやキッチンの足元を暖めるのに向いています。
静穏性
寝室や書斎などで使用する場合は、稼働音が気にならない静音タイプがおすすめです。動作音は「dB(デシベル)」という単位で表記されており、会話を遮らない程度の50dB以下が目安となります。
また、運転音を抑える静穏モードを搭載したセラミックファンヒーターもあります。ファンやモーターの動作音を抑えるために風量は弱まりますが、足元を暖める程度なら十分です。
付属機能について
暖房を使用中、空気が乾燥するため加湿器を同時に使うことが多くなります。
加湿機能付きのセラミックファンヒーターなら、乾燥しがちな室内の空気を潤すことができますし、一台ですむため便利です。
また、セラミックファンヒーターは温風を出すためほこりを舞い上げてしまいますが、空気清浄機能があれば、ほこりや花粉、ハウスダスト対策もできます。
もう一つが転倒オフ機能です。コンセントに足をひっかけて転倒した場合自動的に電源オフになります。小さなお子さんやペットのいるご家庭では必須の機能といえるでしょう。